在宅で義理の親を介護していた頃、いちばん体にこたえたのは「夜」でした。昼間うとうと、夜になると起き出して家の中を歩き回る——いわゆる昼夜逆転。介護する側が眠れないと、心も体も削られていきます。認知症病棟でも、夜間の対応はご家族にとって大きな負担でした。
この記事では、認知症の親の睡眠の乱れ・昼夜逆転に、家庭でできる工夫から向き合う方法をまとめます。大切なのは、まず「生活のリズム」を整えること。そのうえで、補助的に使えるものも紹介します。
なぜ認知症で睡眠が乱れやすいのか
認知症では、体内時計の働きや日中の活動量の低下などから、睡眠のリズムが乱れやすくなるといわれています。夜眠れない→昼に寝る→ますます夜眠れない、という悪循環に陥りがちです。これは本人のわがままではなく、脳の変化によって起こりうること。責めずに、環境を整える視点で向き合うのが第一歩です。
家庭でできる「眠りのリズム」を整える工夫
- 朝、光を浴びる:起きたらカーテンを開け、日光を取り入れる。体内時計が整いやすくなる。
- 日中の活動を増やす:散歩・体操・人との会話など。昼に活動すると夜の眠りにつながりやすい。
- 昼寝は短く:長い昼寝は夜の睡眠を妨げる。午後の早い時間に短時間で。
- 夜は刺激を減らす:就寝前のテレビ・強い光・カフェインを控え、部屋を暗く静かに。
- 足元灯で安心を:夜中に起きてもケガをしないよう、トイレ動線にやさしい明かりを。
こうした生活リズムの工夫が、いちばんの土台です。それでも改善しないときは、医師への相談を優先してください。
補助として ― 「休息をサポートする」ものを取り入れる場合
生活の工夫を続けたうえで、「もう少し穏やかに休めるよう、何か取り入れたい」と考える方もいます。市販の休息サポートをうたうサプリメントは、その選択肢のひとつです。ただし、これらは睡眠の悩みを治療するものではなく、効果には個人差があります。薬を服用中の場合や持病がある場合は、必ず医師・薬剤師に相談してから取り入れてください。
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日々の休息をやさしくサポートしたい方へ
下記は、休息の質を考える方向けの植物系サプリメントです。治療目的のものではなく、効果には個人差があります。生活リズムの工夫を土台にしたうえで、補助的にお考えください。
今日できる、たった30秒の一歩
朝起きたら、まずカーテンを開けて、親と一緒に外の光を浴びる。
たったこれだけで、体内時計のリセットが期待できます。お金もかからず、今日から始められる、いちばんやさしい一手です。
そして ― 介護する「あなた」の睡眠も守って
夜間の対応が続くと、介護者自身が睡眠不足で倒れてしまいます。ショートステイや夜間対応のサービスを使って、あなたがまとまって眠る日を意識的につくってください。介護は長期戦。支える人が倒れないことが、何より大切です。在宅介護を支えるサービスはこちらの記事でもまとめています。
おわりに ― 「眠れない夜」は、工夫で和らげられる
昼夜逆転は、家族にとって本当につらいものです。でも、生活リズムを整える工夫を重ねることで、少しずつ和らぐことも多いのです。ひとりで抱え込まず、医療や介護サービスの手も借りながら。看護と介護の現場で、眠れない夜に寄り添ってきた私からの、心からのエールです。
注記:睡眠の問題が続く場合や、服薬中・持病がある場合は、必ず医師・薬剤師にご相談ください。サプリメントは治療を目的としたものではありません。


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