「これって認知症?」もの忘れのセルフチェックと、検査・リハビリの選択肢

もの忘れ・初期サイン

※この記事には広告(PR)を含みます。本記事は情報提供であり、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず必ず医療機関を受診してください。

「同じ話を何度もする」「約束をすっぽかすようになった」——親のそんな変化に気づいたとき、頭をよぎるのは「これって、ただの老化?それとも…」という不安だと思います。認知症病棟で看護に携わっていた頃、ご家族から最も多く聞かれたのが、まさにこの問いでした。

この記事では、もの忘れのセルフチェックの目安と、気になったときに知っておきたい検査やリハビリの選択肢を整理します。大前提として、ここで紹介するものは医療機関の受診に代わるものではありません。あくまで「次の一歩を踏み出すきっかけ」として読んでください。

「老化のもの忘れ」と「認知症のもの忘れ」の違い(目安)

一般的に、こんな違いが目安とされています(あくまで傾向であり、診断ではありません)。

  • 体験の一部を忘れるか、体験そのものを忘れるか(例:朝ごはんのメニューを忘れる/食べたこと自体を忘れる)
  • もの忘れの自覚があるか・ないか
  • 日付や場所が分からなくなることがあるか
  • 探し物が増え、「盗られた」と人を疑うことがあるか

背景として、厚生労働省の推計では2022年時点で65歳以上の認知症の人は約443万人、その手前の段階である軽度認知障害(MCI)は約559万人。MCIの段階で気づき、生活を見直すことが大切だとされています。

気になったら、まずは「受診」が王道

いちばん確実なのは、かかりつけ医や「もの忘れ外来」「脳神経内科」などを受診することです。診断には専門的な検査が必要で、自宅でできるチェックはあくまで参考にすぎません。受診のハードルが高いと感じる場合の進め方は、別記事でもまとめています。

「受診の前に、何か知っておきたい」というときの選択肢

「いきなり受診はためらう」「将来のリスクの目安だけでも知りたい」という方向けに、自宅でできる検査キットもあります。ただし、これらは認知症を診断するものでも、発症を予測するものでもありません。あくまで体質的なリスクの“目安”を知り、生活習慣を見直したり、受診を考えたりするきっかけにするものです。この点を必ず理解したうえで、ご利用ください。

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体質的なリスクの“目安”を、自宅で知っておきたい方へ

下記は、アルツハイマー型に関わるとされるApoE遺伝子のタイプを自宅で調べられる検査キットです。結果は認知症の診断・発症予測ではなく、生活を見直すきっかけとしてお考えください。気になる症状がある場合は、検査より先に医療機関の受診を優先してください。

ApoE遺伝子検査キットを見てみる

脳梗塞のあとの「リハビリ」という選択肢

認知症の中には、脳梗塞などをきっかけに起こるタイプ(脳血管性)もあります。脳梗塞の後遺症で手足の動きや言葉に不自由が残った場合、専門的なリハビリで生活の質を保つ取り組みも行われています。介護保険のリハビリとあわせて、こうした民間のリハビリ施設を選択肢として知っておくと、回復への向き合い方の幅が広がります。

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脳梗塞の後遺症リハビリを探している方へ

下記は、脳梗塞後のリハビリに取り組む専門施設のサービスです。効果には個人差があります。主治医とも相談のうえ、選択肢のひとつとしてご検討ください。

脳梗塞リハビリの専門施設を見てみる

今日できる、たった30秒の一歩

気になった親の言動を、日付とあわせてスマホにメモする。

「いつ・どんなことがあったか」の記録は、受診したときにお医者さんへ伝わりやすく、診断の大きな助けになります。不安を抱え込むより、まず一行メモから。記録のとり方は別記事でも紹介しています。

おわりに ― 「気のせい」にせず、でも「決めつけ」もせず

もの忘れに気づいたとき、「気のせいだ」と見ないふりをするのも、「もう認知症だ」と決めつけて落ち込むのも、どちらももったいない向き合い方です。大切なのは、正しく知って、必要なら専門家につながること。早く気づけたぶんだけ、できる備えは増えます。看護の現場で「もっと早く受診していれば」を何度も見てきたからこそ、お伝えしたいことでした。

診断や治療は、必ず医療機関で。あわせてお金の備え(口座凍結)も、早めに動くほど選べる道が増えます。


出典:厚生労働省「認知症および軽度認知障害(MCI)の高齢者数と有病率の将来推計」 https://www.mhlw.go.jp/content/001279920.pdf /診断・治療に関する判断は必ず医療機関にご相談ください。

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