看護師、辞めたいのに辞められない。新卒9ヶ月で病棟から逃げた私が、辞める前にやってよかったこと

高齢化社会を支える仕事

こんにちは、たらこです。私はもともと看護師でした。看護学校を出て、中規模の病院の内科病棟へ。同期は15人。みんなキラキラして見えました。でも私は、新卒9ヶ月で病棟を辞めています。

今日は「辞めたいのに、辞めるって言えない」あなたに、当時の私がいちばん知りたかったことを書きます。説教でも、根性論でもありません。9ヶ月で逃げた人間の、正直な話です。

「辞めたい」が言えなかった日々

最初に言っておきたいことがあります。辞めたいと思っているあなたは、弱くないし、甘えてもいません。

私はずっと、自分が弱いんだと思っていました。2交代の夜勤で生活は昼夜が逆になって、お局さんのアラ探しに毎日ビクビクして、彼氏とはすれ違って。気づいたら、眠れなくて、心がしんどくて、薬に頼るようになっていました。

ある夜、ふと思ったんです。私、患者さんより薬飲んでるかもしれない、って。そのとき初めて、はっきり言葉になりました。自分の健康を犠牲にしてまで続けるのは、たぶん違う。

……でも、ここからが本当にしんどかった。「辞めたい」と思うことと、「辞める」と口に出すことの間には、すごく深い谷があるんですよね。

辞めたいのに動けないのは、二択で考えているから

なんで辞めたいのに辞められないんだろう。当時の自分をいま振り返って、理由がわかった気がします。私はずっと、「続ける」か「辞める」かの二択でしか考えていなかったんです。

続ける=つらいけど安定。辞める=逃げ、キャリアの終わり、もったいない。この二択で頭がいっぱいだと、どっちを選んでも自分を責めることになる。だから動けない。フリーズする。これって、私だけじゃないと思うんです。

実際、看護師の6割以上が「自分のキャリアプランが分からない、または無い」と答えているという調査もあります(ナース専科の看護師アンケートより。「ない」と「わからない」の合計)。つまり、ほとんどの人が、進む道が見えないまま現場に立っている。あなただけが迷子なわけじゃない。迷子が、ふつうなんです。

「辞める=終わり」は、ただの思い込みだった

ここで、ちょっと事実と気持ちを分けて考えてみます。「辞めたら終わり」って、気持ちです。事実じゃない。じゃあ事実はどうだったか。私の場合を正直に書きます。

12月に退職して、実家に戻りました。貯金は20万円。心細くて、すぐ次を探そうとしました。でも、現実は甘くなかった。大手の紹介サービス数社に登録したら「経験が浅くて紹介できる先がない」。ハローワークでは「経験が浅すぎる」「職業訓練でも受けてみては」。

正直、ここで一回ぐしゃっとなりました(笑)。ほら見ろ、辞めた私が悪いんだ、って。でも、これって「辞めたこと」が悪かったんじゃなかった。一人で、行き当たりばったりで動いていたのが悪かったんです。

辞める前にやればよかった、たった一つのこと

私が最終的に立ち直れたのは、ちゃんと人に相談したからでした。キャリアの専門家に、自分の状況を全部話したんです。そうしたら、ずっと頭の中でからまっていた糸が、するするほどけていきました。

いちばん大きかったのは、この一言。「あなた、定年まで看護師でいなきゃいけないって、誰が決めたんですか?」……目からウロコでした。私は勝手に、「看護師になったんだから一生看護師」という枠の中で苦しんでいただけだった。

看護師の経験は、捨てるものじゃなくて、武器になる。辞めるか続けるかを今すぐ決めなくてもいい。まず、自分が何にしんどくて、何ができて、これからどうしたいのかを、人と一緒に整理すればいい。それに気づけたのは、一人で抱えるのをやめて、話したからでした。

看護師の働き方そのものが、思っているよりずっと広いことも、このとき知りました。その話は「看護師の仕事とは? 病棟だけじゃない、広がる働き方」にも書いています。

もし当時の私に教えられるなら、ここを勧めます

正直に言います。当時の私には、気軽に相談できる場所が分かりませんでした。だから遠回りした。でも今は、看護師さん専門で、しかも転職を前提にしないで話を聞いてくれるところがあります。クジラボというキャリアカウンセリングのサービスです。

何がいいかというと、まず「辞めさせよう」「転職させよう」としてこないところ。転職を前提にしない、フラットな立場で一緒に考えてくれる。だから、こんな人にちょうどいいんです。

  • 自分の強みがわからない
  • 今の仕事を辞めたとして、他に何がやりたいかもわからない
  • そもそも辞める・辞めないの判断ができない

……これ、まさに当時の私です(笑)。

しかも相談相手は、通過率1%未満という選考を通った、看護師の悩みや現場の事情をちゃんと分かっているプロ。クジラボによると、年間1,000件以上の相談が寄せられていて、満足度は98%なんだそう。20代から50代まで、全国どこからでも相談できます。運営は、福岡の株式会社クジラボ。「働くをひらく。」を掲げて、社会を支える人をささえることをやっている会社です。

そして、最初の相談は無料です。お金がかかるなら、私はたぶん当時動けなかった。無料なら、迷ってる人ほど一回話してみてほしい。

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辞めても、続けても、自分で選べばそれが正解

最後に。あなたがいま「辞めたい」と思っているなら、それは弱さじゃなくて、ちゃんと自分の心の声を聞けている証拠です。ただ、その先を一人で決めようとしないでほしい。辞めるのも、続けるのも、両方アリ。決めるのは今日じゃなくていい。

私は、一人で抱えて遠回りしました。だからこそ言えます。話すだけで、見える景色は変わります。辞める前に、まず一回、話してみてね。それだけで、明日が少し軽くなるはずだから。

看護や介護をふくめた「人を支える仕事」全体の地図は、高齢化社会を支える仕事まとめでも書いています。あわせてどうぞ。

【出典】通過率1%未満の選考・年間1,000件以上の相談・満足度98%=株式会社クジラボ公式サイトより(同社調べ)。看護師の約6割がキャリアプランが「ない・わからない」=ナース専科の看護師アンケートより。数値は記事公開時点のもので、最新は各公式をご確認ください。

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